子どもを選ばないことを選ぶ―いのちの現場から出生前診断を問う
私の3歳の長男は先天性の病気と軽い障害を持っている。子どもの尊さはもう知ったけれど、第二子を願いながらも、身内の「次の子が出来たときは・・・、ね?(早いうちに見つけて堕胎して)」と言う言葉に拒絶する心を持ちながらも、もしもまた何かあったときは。と、苦しみ悩み続けていた私。この本は、そうだ五体満足を願うことは、長男の命を否定することではないのだ、と改めて気づかせてくれた。何があっても素直に受け入れよう。と、私の覚悟は決まりました。今、新しい命を楽しみに待っている私です。
多くの女性に読んでほしい一冊。出生前診断という重いテーマを取り上げているのに、読後とってもすがすがしい気持ちになれました。
子供を望む母親なら我が子が五体満足で健康であること願います。でも、実際、そうでないことも起こり得ます。子供を望んだ以上、その子が障害児であろうと、健康でなかろうと、親としてすべてを受け入れなければならないということを強く感じました。それと同時に、この国では超音波検査などで医者が胎児の異常を見つけると、妊婦に対し、中絶という選択を迫る場面もあり、かなり違和感を感じていましたが、この本を読み、改めて出生前診断についても考えさせられました。特に妊娠前のご夫婦に読んでいただきたいと思います。
自然界や宇宙に対する謙虚な筆者の姿勢と正直なお人柄が溢れている作品である。また、出産の現場を通じてご自身が体験し、感じ、考えたことを文字にしているので、とても心に響く。
本書は、ダウン症の子どもを持った親たちと子どもの成長の実際が記された本だ。著者自身の心の揺れも含めて、現実にダウン症と向き合うことになった人たちの自分自身や子どもとの葛藤の様子が、驚くほど正直な言葉で綴られている。同時に、経験豊かな臨床遺伝医である長谷川知子氏とのインタビューの中で、専門的な側面やダウン症を取り巻く実情の問題点なども語られている。いずれも、直にダウン症の子どもたち、あるいは子どもの親たちと向き合っている人たちの、うそのない、心からの言葉の数々だ。 |
このページの情報は 2006年2月12日17時15分 時点のものです。 |




